特別機関『GQ』!!
心が思い切りため息をつく。

「貴様ら…ここまで来たか…」


「シュン、何をしに来た?」


「K様を守りに…」


「いらん。一度は負けたのだろう。そんなものに守られる筋合いは無い。」


「しかし…‼で、ではこの場でこの者たちを片づけます。」


「はあ…動けなくなる」

パチン…と音が響く。

この音は、寮であの時聞こえた音…‼

「K様…なぜ…」

シュンは固まっていた。

「いらないからだよ。そこで動けないでいればいい。」


「そんな…‼」


「茶番は終わり…」

椅子がクルリと回転してこちらを向く。


「なっ…‼」


「GQの諸君、もとい、純ちゃん達、ここまでお疲れ様‼」


そこには、いつもの笑顔を浮かべることはがいた…

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