特別機関『GQ』!!
終結
屋上の扉を開けると、ことはが言った通りシュンの姿があった。


「シュン…あんただけは絶対に許さない…!!」


「別にあなたに許してもらわなくても…」


「な!?」

私が拳を固めると、心が私の前に手を伸ばして一歩前に出た。



「あなたがことはちゃんについてたのは…何故?」


するとシュンはフッと笑って


「俺はな、あいつの復讐なんてどうでもいいんだよ。

でも、GQが目標だって言うじゃねぇか。


しかもGQを探るために犯罪を起こす…

最高じゃないか。」


「犯罪…?」


「さっき言っただろ。俺は復讐なんかどうでもいい。犯罪ができればいいんだよ。

しかもあいつの能力は言霊…失敗しないって言って指を鳴らしてしまえば、成功しかありえない。」


シュンはニヤリと笑う。

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