特別機関『GQ』!!
終わりの始まり
数日後…

私の携帯が突然鳴った。


「はい。」


『あ、お姉ちゃん?』


「由音、どうしたの?めずらしいじゃん」


『なんかさ…お姉ちゃんの学校から入学案内が来たんだけど。

Gクラスなんてあったっけ?』


「あー…作られたんだよね。」


『これってさ、入りますって言ったら入試とか必要ないの?』


「多分いらないよ?」


『じゃあ行こうかな』

今…この子すごいサラッと言ったんですけど。


「え、え、え?」


『何』


「由音は志望校とか無いわけ?」


『あるけど…入試ないならそっちの方が楽じゃない?』


「ま、まあね」


『お母さん達と話してから決めるけど。

決まったらまた連絡するね、じゃあ。』


由音はそう言って電話を切った。

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