特別機関『GQ』!!
近づく影
「ふわぁぁぁ〜…あふ…」

翌朝、制服に着替えてから寮の食堂に朝食を食べに行くと、食堂内は騒がしかった。


「……?」

周りの人達の視線はテレビに釘付け


《誰か芸能人でも結婚したかな?》

ご飯を載せたトレーを持ちながら席につき、テレビを見てみると…


『…美術館に侵入した犯人はまたまたGQの手によって捕らえられ…』

自分達(GQ)のニュースだった。


《今回はGQの手柄だって発表したんだ。》

そんなことを思いながら熱々のお味噌汁をすする。


目の前に同じ朝食を載せたトレーが置かれる。

置いた人物は…


「純、おはよ。」


「あ、心おはよー」

心だった。


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