特別機関『GQ』!!
「ことはちゃん…本当にいいの?」


「うん!!」


「でもことはちゃんは家庭科の成績いいから…味の悩みなんて不審に思われるんじゃあ…」


「その時はその時だよ!!」

ことはは心の不安を吹き飛ばす笑みを向けた。


「ことは…あんたは何ていい子なの…」

私はことはに抱きつくことを再チャレンジしたけれど、またもや心に阻止されてしまった。


「じゃあ書かせてもらうね。」

心はそう言ってイスに座った。


「ねえ純ちゃん。」


「ん?」


「純ちゃん…先生に呼ばれてたけど何かした?」


「へっ!?何だろう…まぁ無視無視!!」

お気楽に笑いながら近くのイスに座った。


< 29 / 202 >

この作品をシェア

pagetop