氷の壁 -あなたとの距離- 【中編】
少し早歩きしていると、同じ制服の女子が見えた。


真黒の髪を耳下で二つに縛っている。


・・・高浪さん!?



「た―――」



名前を呼ぼうとしたら、


誰かが彼女に話しかけた。


知り合いかな?


金髪の長い髪を後ろで結んだ、いかにも“不良!”って感じの男の人・・・。


そんな人と知り合い・・・?


よく分からないから、とりあえず近くにあった大きな木のそばでみてみることにした。


・・・ってわたしは変態か。
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