王子様はご主人様!?
「綾香もいつか好きなヤツが出来るだろ?」
「あたしは好きな人なんていらないもんっ!あたしはお兄ちゃんと一緒に居れれば…「綾香っ!!」
冷静さを忘れたように叫びだした綾香を止めた
ビクッと肩を震わせ、俺をそっと見る
「綾香…俺は…「もう寝るっ!」
「はあ!?」
ベッドにドサッと倒れて、布団を頭で被った綾香
「綾香っ!まだ話しは…「今は聞きたくないっ!聞かないっ!!」
はぁ―…
こうなったらダメだ…
綾香が布団から出てくることは無いだろうな……
って、今日はここに泊まるのかよっ!?
ラブホに妹と泊まるのかよ!?
しかも“にゃんにゃん”だぞっ!
“にゃんにゃん”!!
「………はぁ―…」
もう一度だけ深くため息を吐き、俺はシャワーを浴びにいった。
つ―か俺、どこで寝ればいいわけ?!
ラブホだからベッドは一つしなかないし……
さすがに妹と一緒に寝るのはなぁ―……
やっぱり…ソファーだよな……?