王子様はご主人様!?
―――――――――………
……朝か
明るい日差しが部屋に差し込む
あぁ―…腰痛ぇ――
ソファーはそんなに広くなく、体勢がキツく体にくる
ソファーの近くにあるテーブルに置いていた携帯を手にとった
……きてないか
昨日シャワーを浴びた後に花梨に電話をかけた
1人で帰らせてしまったし、ちゃんと帰り着いたか不安だったから。
でも何度連絡しても、花梨の声を聞くことは出来なかった……
だから電話かせめてメールが来てて欲しかったんだけど……
携帯の画面には全くそれを知らせる内容は写ってなかった。
何かあったのか?
一晩しても連絡を返してこない花梨に不安を感じ、もう一度電話をかけた
……やっぱり出ない
学校にもう行ったとか……?
とにかく綾香を起こそうと、ベッドに近づいた
「綾……あれ?」
もうすでにベッドはもぬけの殻
あいつ、話しを聞きたくなくて逃げたな……
まぁ―…綾香はまた今度捕まえて話そう。
今は、花梨が心配だ。
何もなければいいんだが……