-片思い-

4章

♪♪…♪~
「…かな??電話じゃね??」
「・・ほんとだぁ…」
  パチッ・・・パチッ
「でね-の?」
「ぅん…ぃ-や。」
電話は家からだった。
♪♪…♪~
「…」
「誰??」
「・・家族。さっきはお母さんからで・・今はさなねぇから・・・」
「でね-の??」
「喧嘩したばっかだから・・あたし馬鹿やって来たばっかりだから・」
そう言ってあたしは電源をOFFにしようとした。
でも 手がなかなかボタンを押さない。
いずれメ-ルが来た。
「…」
「見ろよ…俺がみちゃろ-か??」
「・・・ぅん 頼む!!」
奏は静かにあたしの携帯を手にとってメ-ルボックスを開く。
「…!!」
奏は驚いたようにあたしと携帯を交互にみた。
「ッ・なによ。」
奏は何も言わずにあたしに携帯を差し出す。
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