リア充なんて爆発してしまえっ!
一週間ぐらいたっただろうか。
彼とはまだ喋ってない。
やっぱ彼もリア充。こんな私なんかと喋ってくれるはずな・・・
「ねぇ」
しゃ・・・喋りかけてくれた。
初めてだ。男子が私に声をかけてくれたのは。
「・・・・なに」
小さい声で私は返事をした。
「教科書忘れたんだけど。見せてくれる?」
「ぃ・・・いいけど・・・」
なぜだろう。心臓が張り裂けそう。
顔が赤くなる。手が震える。
彼が「ありがとう」と笑顔で言ってくる。
男子と話すとこうなるんだ。
と私は初めて知った。
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