ウラコイ2 銀幕の旦那様
〈美帆目線〉












プルルとケータイに電源を入れた途端鳴った



みちるだ…






ホテルに早めに帰って寝ていた

ケータイの電源は
うるさいから切っていたのだ


「はい、もしもし。」


『美帆!あたし…もうホテルにいるっ?』


なぜか息切れした声がした
走っているのだろうか…



「どうしたのよ。なにかあったの?まさか…ばれた…?」


『違うっ!美帆……』



ピンポーンと部屋のベルが鳴った…



あたしは ドアに近付き開けた



「…どちらさま…」


『工藤君が、神戸に来てるっ。』








あたしはケータイを持ったまま外をみる



一瞬固まった

なんでいるの…




「久しぶり、美帆さん。ケータイは携帯してくださいよ。」



ふっと旬は笑った



「…旬。」



『美帆っ?』





旬はあたしのケータイをすっととった


「…槌谷さん、俺です。はい…着きました、いいえ…はい……。えぇ…はいではまた…」


ピッとケータイをきりわたしに返した




「…槌谷さんホテルに帰ってくるって。美帆さん、」



まるで何もなかったみたいに旬は言った
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