愛してるさえ、下手だった


血にまみれた、なんて物騒な愛の告白。


でもこれこそが現実で、あたしたちが生きている証。

ひらがなにしてたった5文字の愛の言葉を、あなたに捧げよう。


いつでも、何度でも。

この気持ちを、見失わないように。



ゆっくり重なった唇はとても熱くて、幸せの温度を教えてくれた。




愛した人は、優しい優しい殺し屋だった。



end.

< 78 / 79 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop