恋の教習所
いつものチャイムではなく。
ゆっくりな音楽が流れる―――――――
お昼休み。
一日で一番楽しみな時間かもしれない。
やっぱり入社したばかりで、いくら卒業生とはいえ気を遣う。
事務所に戻って自分の机に教科書を置く。
うちの教習所は合宿もやっているから、食堂がある。
そこでみんなご飯を食べるんだけど。
私は、お弁当持ち込み。
・・・・・お母さんのね。
いつもは私、湯浅教官と食べている。
窓際が指定席。
暖かくて、気持ちいい指定席で、たくさん話を聞いてくれる湯浅教官。
くるっと辺りを見回した。
あれ?
いない?
教習が終わってみんな帰ってくるはずなのに、見あたらない。
先に降りちゃったかな。
なんて思いながら自分のお弁当を用意していたら・・・。
「一ノ瀬さん!」
誰だろ?
呼ばれた方を見てみる。
「村田さん!」
私を呼んだのは、村田和佳奈(むらた わかな)。
一緒に入社をした事務の女の子。
年は私の4つ上だけど、一緒に入ったということで仲良くしてくれている。
「どう?慣れた??」
私を気にして聞いてくれる。
「毎日運転が大変・・・。」
私の言葉に
「だろうねー。私だったら絶対無理。頑張ってよ!!」
こう言って励ましてくれた。
ありがとう。
本当にありがとう。
「村田さん事務の方はどうなの?」
逆に私も聞いてみる。
指導員と事務職員。
同じ事務所内にいるのに、なかなか接点がない・・・ように感じるのは私がまだ見習いだからか。
私が指導員になったら、もっと接点が増えるのかもしれない。
ゆっくりな音楽が流れる―――――――
お昼休み。
一日で一番楽しみな時間かもしれない。
やっぱり入社したばかりで、いくら卒業生とはいえ気を遣う。
事務所に戻って自分の机に教科書を置く。
うちの教習所は合宿もやっているから、食堂がある。
そこでみんなご飯を食べるんだけど。
私は、お弁当持ち込み。
・・・・・お母さんのね。
いつもは私、湯浅教官と食べている。
窓際が指定席。
暖かくて、気持ちいい指定席で、たくさん話を聞いてくれる湯浅教官。
くるっと辺りを見回した。
あれ?
いない?
教習が終わってみんな帰ってくるはずなのに、見あたらない。
先に降りちゃったかな。
なんて思いながら自分のお弁当を用意していたら・・・。
「一ノ瀬さん!」
誰だろ?
呼ばれた方を見てみる。
「村田さん!」
私を呼んだのは、村田和佳奈(むらた わかな)。
一緒に入社をした事務の女の子。
年は私の4つ上だけど、一緒に入ったということで仲良くしてくれている。
「どう?慣れた??」
私を気にして聞いてくれる。
「毎日運転が大変・・・。」
私の言葉に
「だろうねー。私だったら絶対無理。頑張ってよ!!」
こう言って励ましてくれた。
ありがとう。
本当にありがとう。
「村田さん事務の方はどうなの?」
逆に私も聞いてみる。
指導員と事務職員。
同じ事務所内にいるのに、なかなか接点がない・・・ように感じるのは私がまだ見習いだからか。
私が指導員になったら、もっと接点が増えるのかもしれない。