俺の大切な人
そして父さんを呼びに行った優那が部屋に戻ってきた。


「父…さ…ん」


俺が軽く発作を起こしていた……
でもとっさにこれがなんの発作かわかった。
これは俺の1年に1度薬が効かない日。
いつもは効くのにこの日だけは原因分からず苦しみに耐えなきゃならない日。
大丈夫なんだけど困ることがある。
それは声が4日出なくなる。


「優那?」


父さんに声をかけれていた。


「何?お父さん」


と聞き返していたら……
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