夜色オオカミ




「どうして部屋まで一緒なのっ!?」



十夜の家はわかる…



でも…!あのでっかいお屋敷に使われてない部屋がないなんて思えないよ!?



「気にしない気にしない。俺の部屋は広いし……いいじゃねぇか。」



「………っ!」



きっ、気にするよ……!!



にっこり笑う十夜はそれを撤回する気はまるでない感じで………。



そして、そんな十夜に何を言っても無駄なことをあたしは知ってる。



「…もう、好きにして……。」



思わず、つぶやいた一言に



「…へぇ…?……好きに?」



十夜ががっちり食いついた!



「変な意味じゃないっ!!!」










なんか……



別の意味で危険な気がするのはあたしの気のせい…?







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