記憶の欠片

「ゆきは本当に、こういう話に疎いよね~。彼氏欲しいとか、思わないの?」

「う~ん……いらないかな。自分が誰かと付き合うなんて、想像できないし。」

「なんだ、その理由。」


香奈と顔を見合わせて笑いあう。
こういう時、私はすごく幸せを感じる。
そう、これが私の日常だったんだ…。
こういう、平和でほのぼのとした感じで毎日が過ぎていく。
私は、これが当たり前だと思ってた…


それに……
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