僕、ギャルと付き合います。
「明美、ありがとう。でも私、
やっぱり大和が好きだから」


「由梨・・・」


「じゃあ帰るね、ごめんね」


由梨はそう言って駅へと走って行った。


黒ギャルはそれ以上、何も言えなかった。


本当に嬉しそうに大和のこと話す由梨を、
これ以上は引きとめられなかった。


黒ギャルはただ、その背中を心配そうに見つめていた。



今日は早く帰って、大和にメールしよ。


なんてメールしようかなぁ・・・?


学校のこと? 明美たちのこと?

私の話ばかりじゃ楽しくないよね?


え~っと、じゃあ・・・彼女のこと?

『彼女とは上手くいってる?』


嫌々! そんなん絶対嫌っ!

そんなこと聞きたくない!


もし上手くいってるなんて聞かされたら、
私、立ち直れへん・・・



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