《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
なぜだかハッキリとした
理由はわかんない。



ただ……なんとなく、
あたし自身もその続きを
聞くのが怖くて。



そう……

今飲み込まれた言葉を
ムリヤリ引き出しても、
それにあたしが答えられるか?



そう考えたら、何だか逆に
聞いちゃいけないような
気すらしてきて――結局
あたしも、黙り込むしか
なかったんだ……。




――その時、前の方を
歩いてた集団から唐突に
あたし達を呼ぶ声がした。



ハッとして顔をあげると、
分かれ道にさしかかって
みんなそこで足を止めてる。



「……遅いぞ。

モタモタ歩いて、そんなに
酔ったのか?」
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