近くて遠い君へ


唇が少し緩んだ瞬間、舌を滑り込ませる。


「…っん、や…めて、」


時々漏れる切ない声


そんな声聞いたら


やめられるワケない。


唇を離す


「応えてるくせに。

ミナちゃん、

本当に嫌って思ってんの?」


彼女の目をじっと見つめて、答えを待つ。


「…。」

「ん?何?」


少し意地悪な顔をしてたのかもしれない。


「…

嫌い。」


「え。

嫌い?」


うそ、


それは嫌だ。
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