心の薔薇.
「あなたをお呼びしたのは、この国の王、ゴーザスを倒してもらうためです。」
「はっ…!?」
俺はびっくりして、声がもれた。
何だよ、それ。
「僕たちは、何万人もいる生きた人の中から、あなたを選びました。あなたには、ある特殊な力が備わっていたからです。」
「特殊な力…?ちょっと待てよ。そんな力なんてねぇよ…。。」
「いいえ。あなたは、持っているのです。自分では分からないだけです。けれど、この国にきたからには、あなたの力は発揮できます。」
「……ふぅ……無理無理。俺、普通の高校生だし…。そんな物語みてぇな話がある訳ねぇって…。」