心の薔薇.
カメラも所々についていた。
泥沼の中にはもがいている人もいれば、沈んでいく人もいた。
この泥沼は本当に底なしなんだろうか…?
俺は、確かめたいという気持ちもあった。
まぁそんな無理なこと、やるわけねぇけど…。
俺がそんなことを考えている間に、カーアとリリアはかなりの距離を進んでいた。
無言で黙々と走っていた。
汗をかかない所を見ると、やっぱり機械なんだな…って感じがした。
「きゃあっ…!」
リリアがいきなりそう叫んだ。
カーアは、走るのを止め振り返った。
「どうした…?」
カーアはリリアに向かってそうたずねた。
「足を…つかまれて…。」
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