いつまでも君を見ている
「じゃあ、俺帰るわ」

「うん。ありがとう」

七海は前を向きながら手をふった。

………おじさんくさい。

吹き出しそうになったが、それは内緒。

明後日から、学校か……。

みんな、元気かな。

その日、退院の準備を少しして、ベッドに入った。
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