魔法の言葉
理衣沙side


愛佳が帰ってから
数時間後、

夕食まで時間もあるので
なんとなく

寝ようかな〜
と考えていると病室の
ドアが開いた。


…目を疑った。

目はあの人を確かにとらえてるのに、

頭が追いつかない。


…そう。
あたしの目に映るのは
自分の母親で。

逃げなきゃいけないって
わかってるけど

今逃げなきゃきっと
あたしがあたしじゃなくなってしまうとすら思った。

でも、からだが言うこと聞かない。


ただただ、震えることしかできなかったんだ。

こんな時頭に浮かぶのはやっぱり先生で…。
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