【短】天気神
「明日は祭りはありません。」


「では、天気神よ。明日は雨にしてくれまいか?」


「あ…す…ですか」


「む?明日は何か問題でも?」


「あ…少し都合が悪いと申しますか…」


「…どういうことだ?」

大神様の顔が険しくなる。

「…っ!!実はですね!!」

私が隼人君のことを話そうとしたら子宝神が

「すみません、大神様。明日は私と天気神は下界へ視察に行こうかと思っておりまして…」


と言った。
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