恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「心配したのに……。先生も騒いでたし、夕食の時間になっても当麻くん戻ってこなかったし」

「悪い。そーだな、さやに一言言えばよかったな」

当麻くんは、申し訳なさそうな顔をして、その場にしゃがみこんだ。

もちろん、ヤンキー座りで、ね。



「最終日の下見。国際通りで自由行動だろ?

さやと一緒にまわんのに、案内できねぇとか、カッコ悪いし?」

「えっ! それが理由なの!?」

「おぅ。他のヤツらも、そんな所」

そうだったんだぁ……。

ハッ!

だからって、今日みたいな行動は慎むべきだよ。

当麻くんの気持ちは嬉しいけどね。



「初めてなんだし、知らなくっていいのに……」

「ハハッ。それでもオレは、いつもさやをリードしてたいワケ。……わかる?」

当麻くんは、しゃがんだ体勢で私見上げ、

誇らしげに笑ってる。

……それを見たら、なにも言えなくなっちゃうよ。



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