恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「なっ……なんのつもり!?」

「赤くなってねーな。あの程度のキスじゃ、まだまだ足りねぇ?」

当麻くん、ニヤリと笑って片手で私の髪をすく。

あの程度って……! かなり濃いキスだったんだけど!!

それに、『赤くなってない』

って。




「さっきの話、聞いてたの?」

「おぅ。愛情表現がヘタ? どうだか試させてもらおーじゃん」

それは言葉が足りないって意味なんだけど!

当麻くん、有無を言わせず私の上に乗っかってくる。

「ダメだってば~! タクシーの中!!」

足をジタバタしてもがくと、スカートの中に手を入れてきた。

「コラ! バカッ!! 変態っ」

「変態ってなんだぁ? いつもこうしたら喜んでんじゃん」

「喜んでな~い!」

「まぁまぁ、照れんなって」

当麻くん、全く聞く耳もたず。

こんな所で、エロ発動しないでよ~っ!



< 209 / 471 >

この作品をシェア

pagetop