恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
ご飯を食べたあと、私の部屋でくつろいでいた。

「当麻くん、これ……食べて?」

「おっ。さやの手作りチョコ!? 初めてだよな、手作り」

「もうっ、それは言わないでよ。初めて作ったから、形は悪いんだけど」




毎年買ってたんだけど、今回は作ることにした。

4月になったら当麻くんとは遠距離になるし、

少しでも思い出に残るバレンタインにしたくって。




言ってる側から、当麻くんは包みを開けてチョコを頬張る。

「うめ~。また来年も作ってな」

「来年!? 気が早いよ」

「いーだろ。来年もさやのチョコは、オレだけのモン。義理でも他のヤツに渡すなよ?」

「は~い」

私の返事を聞くと、当麻くんはニコッと笑って、私のベッドに横たわった。





「……来いよ」

ドキッ。

ベッドに仰向けに寝たままの当麻くんに誘われる。

今夜は、ふたりっきりなんだよね……。

やたらと胸がドキドキしてくる。



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