恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
悪い考えばかりが頭に浮かぶ。

「どうしよう……」

「どうしようって。さやだけの問題じゃないし、ちゃんと絹川当麻にも相談して、一緒に考えよう。

で、相手は絹川当麻なんだよね?」

「もうっ! 当たり前でしょ。月ちゃんなに言うの!?」




不安な顔をしてた私を慰めようとしたのか、月ちゃんはおどけた顔をする。

「フフッ。ふたりの子供、見てみたいなぁ~。将来は、ヤンキーと優等生どっちの遺伝子が勝つんだろね?」

「ヤンキーなんかにしないし!」

「わかんないよ~、とか言ったりして。とにかく、薬局に行ってみよ」




月ちゃんが話題を変えてくれたおかげで、少し落ち着いてくる。

そして一緒に薬局へ行き、検査薬を買った。

また月ちゃんちに戻ってトイレで調べてみた。




――ガチャ。

トイレの前で待ってくれてた月ちゃんは、私の顔色を見てにっこり笑った。

「さや、どうだった?」



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