モテ彼×ブキヨウ彼女
でも、そんなあたしに、神崎君は気付いてくれたんだ。
「あ…もしかして、これ?」
そう言って、繋がった手に目をやった。
あたしは、頭が痛くなるくらいに、何度も頷く。
「ごめん。
なんか…櫻井さんの肌が、あまりにも柔らかいから、心地よくて…。
すっかり放すの忘れてた」
少し照れながら、サラッと口にしたセリフ。
あたしの心臓は、
爆発寸前…。
「ごめんね?」
真っ赤になって、俯くあたしを覗き込むように、神崎君は言い、そっと掴んでいた腕を放した。
その時だった。
―――ドスンッ!!
「ぎゃあっ!!」