涙が愛しさに変わるまで




修が戸に手を伸ばす。



「ちょっと待って」



この教室が開いているわけがない。




だって、ここは茶道部室。



ここの鍵は顧問の先生が持ってる。




開いているはずがない。




「居らんよ、絶対」



「居るよ、絶対」




修は手を戸にかけた。



「ほらな」



戸が、開いた。




中を覗くと、灯りをつけず太陽の光に照らされている愛子が

畳の上に寝転んでいた。







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