無題なノート
君は男の子
  
  きらきらした白い息。

  これで冬が来たことを知る。

  僕の通う三月美術大学では

  もう葉のついた木などない。

  「結太さん。」

  後ろから声がした。

  振り向くと黒髪の男、

  山田真一が立っていた。
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