君の隣で…
真実と居るだけで暖かい気持ちになれる


これなら健兄ちゃんの事忘れられそうだ


ギリギリで出発しかけた電車に飛び乗る


「えへへっ」


あたしたちは顔を合わせて笑う


「間に合ったね〜」


「美羽ったら走るの遅いんだから」


「はいはい。
どーせあたしはノロマですよー」


あたしは少し拗ねたフリをする


「はいはい
おこりんぼ美羽ちゃん」


真実にはお見通しみたいでまたお互いの顔を見合わせて笑う


適当に座れる席を見つけて座る


時間的に割りと空いているみたいだ








< 34 / 36 >

この作品をシェア

pagetop