君の隣で…
「何買う?
勝負下着とか?」


真実のいきなりの質問にあたしは飲んでいたお茶を吹き出そうになった


「もう美羽ってばきったないなー」


そういいながら真実はまた一人で爆笑している


勝負下着ですか…


またあたしの頭の中には健兄ちゃんが浮かんでくる


って何でここで健兄ちゃんが出てくるの!?


あたしは必死で健兄ちゃんの姿を頭の中から消す


「どーした美羽?
顔、真っ赤だよ?」


真実にそう言われて余計に恥ずかしくなる


「なんでもないっ!」


その時、電車のアナウンスがあたしたちの降りる駅を言った








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