独身マン
そして昼。 いつもなら美紀子のお昼休憩は遅いが、こういうときだけ早かった。



美紀子はほんのり微笑みながら小走りでさえの隣にやってきて、そこで立てひざをついた。



「ね、休憩いける?」


「うん、いける」



すると珍しく英が張り込んできた。 



「あれ、今日は2人で休憩なの?」



美紀子はさえの腕を掴んで答える。



「なに? ごめんね。 女で話したいことがあるの」


「あー、そうですか?」


「あ、でも夜はご自由にさえちゃん連れてっていいからね」



英は「あははは」と苦笑い。 ←でも否定はしない。



「じゃ、行こうさえちゃん」


「あ、うん。 (おいー、もっと盛り上げろよ~)」



以外と早く盛り上がりは終わってしまった。 さえはちょっと残念。



そして2人は正義の席を避けるように事務所を出て行った。
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