独身マン
一方、さえ達は・・・。




偶然一緒になった拓也を混ぜ、3人でうどん屋に入っていた。 全員、一杯290円のワカメうどんを食べる。



「なに? さえちゃん田端さんと遊んだの?」


「そうらしいよ。 英くんがいるのにー(付き合ってはないけど)」



さえはお箸をぶんぶん振りながら必死に喋った。



「だってだって、断ると仕事しづらいじゃない!」


「まぁね」



ほんのり笑っている拓也。 そこで美紀子がオバサンの様に指先を「ちょんちょん」お辞儀させた。



「ねーねー、ところで面白い話って?」


「あ、そうそう」



さえはかばんから携帯電話を取り出し、なにやらなれた手つきで携帯をいじる。



「あった。 見てよ」



さえは正義からのメールを隣に座る美紀子に見せた。




「あ、俺も見たい。 ミキさんこっちきてよ」


「そうだね」



美紀子はうどんと一緒に拓也の隣に移動。 その間にすかさず美紀子はツッコミを入れえきた。



「ねー、このアドレス表示って・・・」


「あ、それ? 登録してないもん」


「あっははははは!」



美紀子は大うけ。 しかし拓也は苦笑い。
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