独身マン
正義は昼にファーストフード店に入った
本当は春海と一緒に食べに行きたいところだが イマイチ向こうの態度がそうは言っていないのがわかる



「いらっしゃいませ。 どうぞ」



愛想がいい店員の女の子 誰に対してもにこやかなのに 「自分に?」と中には勘違いする客もいるだろう
正義はその一人だった
でも今は違う



「これ」



話し掛けられることがうっとうしい
今の彼は満たされされているため他に目がいかなくなっていた。 そのため必要以上に相手に冷たくなって 嫌な客となる
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