独身マン
ボウリング・ゲームセンター・カラオケ。 アミューズメントパークへやってきた七人。



(どうしよ~。 俺、ボウリング、生まれて、二回目・・・)



正義は過去に一度だけしかボーリングへきたことがない。 たしかガーターなしの子供レーンだったから、小学生だったはず・・・。



(やっべ~、できねーよ)



冷や汗がじわり出てきて、心臓が驚かされた並に動いている。



「私、ボーリング初めてなんです」



春海が言った。



「そうなの? じゃあ、俺が教えてやるよ」



拓也はどうやらボウリングが大好きらしい。


普段からそんなオーラがプンプンでている男だ。


正義はチャンスと思い、聞き耳をたてながら、拓也と春海の後ろに近づいた。
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