【短】尽忠男
「ちょっ…!あたし今バイト中だし、ここ人通り多いからっ」


離れようとする志維だけど、俺は更にギュッと力を加えた。


「離さないって言っただろ?…聞こえる?俺の心臓ドキドキうるさいの」


「えっ…うん…すごく早い」


「たぶん俺、もう志維がいないと心臓止まると思う」


それくらい志維のことが大事。

志維がいない未来は想像すらできない。


「志維のためなら何だってするから。だから…俺の側から離れないで」


「……分かった。約束」


まだ真っ赤な志維の頬に触れて、俺の顔を近付けていく。


「ま、待って…!人前は…っ」


文句を言う志維の唇を奪って黙らせる。


「志維かわい過ぎ」


かわいい彼女ができて、俺は今幸せ。


この幸せが続くなら、俺はどんなことでもする。

……どんなことだって。
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