獅子の生きる道
妖精は血を撒き散らしながら、地へ落ちた。

「赤い小便もらすなよ」

剣についた血を払い、構える。

「どうした?さっさとかかってこい」

魔族達が一斉にこちらを向いた。

目の前のターバンが斧を縦に振るう。

「遅いな」

バックステップで一歩さがり、斧が地面をたたきつけた後に前へと踏み出す。

回し蹴りを決めてひるました後に、首を切り落とす。

ターバンは崩れ落ちる。

ターバンの死骸を見ても、何ら感情が沸き起こらない。

感覚は鋭くなるのにも関わらず、感情は一切動かない。

死人のように、表情の肉は動かない。

「次はどいつだ?」

魔族に剣を向ける。

魔族は自分の実力を図ろうとはしない。

だからこそ、相手の強さも見えず、ただ襲い掛かってくる。

それは本能のままに動いてるに過ぎない。

たとえ、相手が特殊な力を使ってこようとも、軽傷で済ませることが出来る。

回避しながら、敵を壁にしながら、攻撃をかわしていく。

蓄積された傷はアイテムによって回復しつつ、魔族を撃破していく。

「許して、くれ」

「戦場で許しを乞えば、助かると思うなよ」

心臓部分に剣を突き刺し、魔族の息の根を止める。

「だから、お前らは弱いんだよ」

一階は死骸の山を築き、レベルが3ほど上がったようだ。
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