獅子の生きる道
死体の山が築かれ、魔族の血のにおいで一階が充満している。

血に慣れていなければ、気分が悪くなる。

「はあ、はあ」

傷薬は傷を治すものであっても、体力が回復するわけではない。

死体の山の上で座り、息を整える。

外に出たり、二階にいけば、すぐさま一階の魔族の死体はなくなり補充されるはずだ。

どこから沸いて出てくるのかはわからないし、仕組みも謎だ。

先ほど、一階の魔族を一旦全滅させた事により、レベルが2ほどあがったようだ。

次からは楽になるだろう。

回復アイテムの残数を見てみると、少なくなっている。

「補充にいくか」

レベルが2あがったからといって、強さを過信するわけにはいかない。

一階よりも敵の数が増えるだろう。

「命は一つだ」

死体の山から下りると、俺は外へと出る。

先ほどの道具屋は同じ場所でいるようだ。

「お兄さん、また道具を必要としてくれるかい?」

「これだけ用意してくれ」

必要な分を提示する。

「あいよ。お兄さんも好きだねえ」

「邪魔だから消してるだけだ」

道具屋は俺が頼んだ物を即座に用意した。

俺は再び城の中へと足を運ぶ。

一階は、先ほどよりも軽く制圧する。

回復剤の使用量は先ほどよりは激減している。

「二階へ行くか」

剣の血を振るい、二階への階段を上る。
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