年上旦那様
「じゃあ、おはようのキスをしようか。」
ほ、ほぃっ?!
いつもとノリが違いません?!
いつもは勝手にするじゃんかぁ!
今日の漣、おかしくない?!
「ま、待って!れ、漣…熱あるんじゃない?」
漣の胸をグイグイと押して、
キスを止める。
「ないから……いや、あるかも。」
「え、嘘?!ほんとに?!」
慌てて漣の額に手を当てようと手を伸ばすも、腕をパシッと掴まれできなかった。
「ゆゆからキスしてくれたら治る。」
唇の端を少し上げて笑う漣。
セクシーですごく素敵だけど……
やだやだ!
なんか嫌な感じがする。
「それって熱ないんじゃん!」
「あれー?熱あるって言ったのはゆゆなんだけどなぁー?」
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