純愛ヒーロー。




―――――――――――・・・・・






お葬式をした。

お父さんの体を何故か分からなかったけど、



燃やした。




お母さんは、
泣いていなかった。




笑顔だった。






辛い顔も見なかった。







私に見せないようにしてるのか、


たまに目の周りを腫れさせている時があった。





笑顔は顔にはりついているけれど、


母の言葉数は、
見るからに減っていた。




小学校にいったら

みんなが同情と哀れみの目でみられた。




大丈夫?と、何度同じ質問をされたことか。




何が、大丈夫なのか。



何に対しての大丈夫の問いかけなのかわからなかった。
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