未熟な天使 *恋と心理学と彼とわたし*
日曜のお昼前。
窓から差し込む明るさに、急に恥ずかしさがこみ上げてくる。
「ねぇー? 葵ってばぁー」
「んー?」
不服そうな顔を持ちあげた彼。
「こういうことしたら、またこの間みたいにお熱でちゃうよ?」
と言うと、ちょっとだけ考えた彼は
「もしも、また熱がでたら湊が看病してよ」
と返した。
「熱が下がるまで?」
「ううん。熱が下がっても一緒にいてほしい」
「……ずっと?」
「そう。
ずーっと側にいて?」
キラキラした瞳でジっと見つめられたら、黙って頷くしかなくて。
あたしはいつもこうやって、最後には葵の言うことを聞いてしまうんだなって。
お願いされたらNOとは言えない自分に気づく。