俺様狼と子猫少女の秘密の時間③
――――……
「りゅーーーーうきーーーっ!」
「うる…」
「龍樹龍樹龍樹龍樹龍樹龍樹~~~っ!!」
「うるせぇっつってんだろ!」
―カコンッ! ばしゃっ。
「…おう。おはようっ」
…ふっ。
水入りのコップ(プラスチック)投げつけられても笑っているお前をある意味尊敬する。
「なんだよまだ寝てんのかと思ってさ」
「つーかてめぇはどっから入ってきたんだ」
「玄関に決まってんだろ。どーどーとな」
こいつ勝手に合鍵作りやがったな。
「返せ」
「やーなこった」
「……そうか」
「え…」
あまりにあっさり引いた俺を、疑いの目でじろじろと舐めるように見回す。