俺様狼と子猫少女の秘密の時間③

ズルズルと怪しい服を引っ張って、ちょうど近くにあった公園に引きずり込む。


「おい」


「なんだい?」


「今ここでぶっ殺されるか土下座して謝罪して半殺しで済むか選ばせてやる」


「篠原…お前すげぇな」


「しっ。広西お前黙っとけ! 巻き添えくうぞ」


……なに付いてきてんだアイツら…。


「その前に一つお願いがあるんだが」


「…あっそ。ぶっ殺される方選ぶわけね」


「あ"ーーっ待て待て待て! 分かった、悪かった。本当に悪かったよ」


「……」


本当に土下座しているものの、言葉に全く謝る気が感じられない。


「舐めてんのか」


「いや、聞いて? ほんとプロでもこんなに売れないんだよなかなか。キミ素質あるよ? どう、なってみない? うち専属のモデ…」


「なんねぇよ馬鹿」


なに寝言抜かしてんだこのアホ。

浮かれすぎて頭のネジ二つ三つぶっ飛んでんな。


「そこをなんとか!」


「死んでもするか」


二度とあんなのやってたまるかってんだ。



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