俺様狼と子猫少女の秘密の時間③

布団にくるまりながら、巧みにあたしを交わす先輩を追う。


「返して~!」


「嫌」


嫌ってあなたね。


「もう~…りゅうくんのばか」


「あ?」


「なんでもごじゃいましぇん」


ビシイッと正座で(なぜか)敬礼付きで噛みまくりに言うあたしがよっぽどおかしかったのか、隠していたはずのあたしの服なんて忘れてクックと笑う先輩。

おかげで取り返せはしたけど……なにもそこまで笑うことなくない?


「ねーえー。笑ってないでりゅうくんも上の服着て、早く行こ?」


だいぶ寝坊したみたい。

もう八時を回ってる。


「顔でも洗って来れば?」


「え"……。そ、そんな唐突に言いたくなるほどひどい…?」


「クックック……」


笑う!? ここで笑う!?


「目ぇ覚ましてきなって意味に決まってんだろ」


「……もお覚めた」


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