これが僕らの愛のかたち 【短編】
僕は彼女に手を振りかえしてから、カエル色の車に挨拶をした。


「今日一日、安全運転でよろしくね。
ひでふさ君」


「もちろん。英葉はとってもいい子だから、危険走行なんてしませんよ」


彼女は車を降りてきて、助手席のドアを開けた。


「どうぞお乗りください」
< 4 / 24 >

この作品をシェア

pagetop