chocolate―泣き虫girlとクールboy―
えっ…!?ええっ!?



私は1人困惑していた。



なんで…?




「泣けよ」



隣から大谷くんの声が聞こえた。



頭を下に向けられているから表情はわからない。




「誰にも言わないし見ない。ただ傍にいる。

だから、泣けよ--」




ぶっきらぼうな言い方。


1回も話したこともないのに、なんでこんなこと言うんだろう?




すごく不思議だった。



でも…



手、あったかい--…




「ふっ……ふぇ-・・・・」



私は、また大谷くんの隣で泣き始めた。






不思議な・・・・



不思議な、時間---








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