声の届く場所。
「さあねー。 うーん、もう
邪魔みたいだし帰ろっか? 怜ちゃん」


羽衣ちゃんは、両手を腰のあたりに


当てながら苦笑いした。


「そうだね・・、山田君も帰ろう?」


椅子に座ったままの山田君に声をかけ、


三人で『岡原製菓店』 を出た。


「あっ、そうだ! プリ撮ってこう!
三人で!」


暫く三人で並んで歩いていると、


羽衣ちゃんが提案した。
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