あたしが好きになったのは不良軍団!?
「好きって恋愛じゃないからね」
あたしがユウヤに視線を戻した。
ユウヤは二ヤニヤして笑う。
「ヒロ君は彼女いないぜ」
「だーかーらー好きじゃないって」
「隠さなくてもいいじゃんか。あーでもきっとあいつ妬くな~」
「あいつ?」
「秘密ー」
ユウヤはまだニヤニヤしてるからきっとまだ信じてない。
まぁーいいや。
この男手がかかるな。
丁度話しが終わった頃チャイムが鳴った。
ユウヤは「だりぃー」って言いながらも自分の教室に戻った。
授業はすごく眠くて・・・
「先生~保健室行ってきます」
手を挙げて言ったら先生は、
「おう行って来い!」
熱血教師。
なんて・・・熱苦しい。
あたしは嘘ついてささっと屋上に逃げた。

屋上はやっぱり静かで・・・。
ここで寝ようかな?なんて思った。
屋上を歩き回ってたら丁度いい場所を見つけたからそこに座って寝よう・・。
あたしはゆっくり目を閉じた。



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